PLAN

84

学生フードトラック

チーム(学校名)
GaSUFA(崇城大学)

プランの全体像

このプロジェクトでは、買い物難民の方のために、学生がトラックで食材を届けて現地で販売を行い、健康的な食事を提供する。また、近場で買い物トラックまで短い距離を歩くことで、健康維持にもつながる。さらには学生や他の利用者との交流によって生活の楽しみも増える。高齢のため調理が難しい方には、カット野菜や総菜なども町の食品店と一緒に準備する。利用者は欲しいものをアプリで注文し、必要なものに絞って運ぶことができる。その際、食品は地元で生産されたものをできるだけ使い、町の活性化に貢献する。最終的には、買い物難民の方のための食堂の開設に繋げ、食材の廃棄を減らしながら活気のある街づくりに貢献する。

プランの着想のきっかけ

ニュースで買い物に行けない高齢の夫婦がカップラーメンで生活していると知った。そして「買い物難民」と呼ばれる方たちの存在を知り日本の買い物難民の現状が想像以上に深刻な状況であったことに衝撃を受けた。私は大学生だが、大学生だからこそできることがあるのではないかと考えた。そこで実際に「玉東町」に行き町の声を聞いた。そこでは、助けてほしい人が居る一方で反対に助けたいという人も居た。また役場の方も様々な形で手を差し伸べていた。しかし、町の人手不足やお金の問題などから現状は厳しい状態であった。玉東町には彼らを「つなぐ何か」が必要であると思いこのプロジェクトを企画した。

そのプランの実現手段・方法

このプロジェクトの参加する学生はボランティアではなく、授業の一環として行い、社会問題を実際に見て学び、解決方法を考えることができる。買い物難民の方が利用しやすいアプリを開発するとともに、行政と協力して困っている方に説明してアプリの使い方の指導などを行う。販売する食材は可能な限り地元の食材を利用し、特に安全に食べられるにも関わらず捨てられる食材を使う。食材は一度食品店に集められ、食品店や農家の方々が出荷するとアプリでリアルタイムに分かるようになっている。最終的には山間部に学生も利用できる食堂を作り、余った食材や町の特産を生かしたバランスの良い食事の提供も行い、健康的で彩ある生活に繋げていきたい。

1次選考結果発表一覧へ戻る