PLAN

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カブトムシによる土作り

チーム(学校名)
カブトムシ(崇城大学)

プランの全体像

キノコの生産の過程で大量に発生する廃菌床や腐葉土を、病気に強くてよく育つ有機培養土にカブトムシがします。
山形県農業総合研究センターの研究では、カブトムシの幼虫飼育に用いた廃菌床と、市販園芸用土とをナスやメロンなど野菜5品目で比較したところ、5品目全てで同等以上の生育量が得られ、またホウレンソウ草苗立枯症状の発症率を半分以下に抑えられたことが報告されています。 カブトムシの幼虫の糞を使って、より安全な野菜を、安定して食卓に提供する一助となるプランです。

プランの着想のきっかけ

カブトムシの幼虫を100匹近く飼育していた際、大量のクヌギのおがくずや腐葉土が1~2か月で糞になってしまったのを見て、これを何かに利用できないかと考えました。

そのプランの実現手段・方法

廃菌床の廃棄に困っているキノコ農家から廃菌床を買い取り、休耕田などを使用してカブトムシたい肥を生産、インターネットやホームセンターなどで農家や家庭内園芸をされる方に販売するという方向で考えています。 生産するにあたっての技術的、経済的な課題について検討を行っています。

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