PLAN

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リアル農業ゲーム~あんたの指で野菜ば収穫してみらんね?~

チーム(学校名)
Trioxider(熊本大学大学院)

プランの全体像

私たちは農業のゲーム化により、新たな農業の担い手や耕作放棄地の減少、食料自給率のアップに貢献するビジネスを提案します。このビジネスを利用するユーザーは、①後継者問題や引退を考えている農家さんへの援助、②プレーヤーは自分の農地をゲームで管理して育成することによって自分だけの農作物が得られ、③農家と消費者が繋がることで農業の業界全体の活性化ができる、というメリットがあります。ゲームの流れはまず農地を選んで、育てたい野菜を選択します。次に水やりや草抜きなどのイベントをこなし、収穫までゲーム上で行います。収穫したものはそのまま自宅に届きます。あなたのスマホで野菜を収穫してみませんか?

プランの着想のきっかけ

農家だった祖夫は、高齢により農作業ができなくなってしまいました。現在でも手つかずの農地はお父さんが片道3時間かけて草刈りや剪定をして現状維持をしています。そうした経緯で祖父が作り上げた農地が、現在新たな担い手がおらず耕作放棄地になっている現状を改善したいと考えるようになりました。そこで、若い人や安全な食を確保したい人にどうしたら農業について関心を持って取り組んでくれるかと考えたところ、2021年ゲーム大賞の優秀賞に輝いた「天穂のサクナヒメ」や林業のオンライン伐採などをヒントにして、ゲームで現実の農業をできるようにしたら、と考えて発案しました。

そのプランの実現手段・方法

このプランを実現するために①「農地管理ゲーム」、②「スマート農業用の機械」、③「農地」の3つの要素が必要となります。まず①の実現のために農地や作物を選び、収穫までをスマホで簡単に操作できるゲームアプリを作ります。ゲームアプリ内で農地の管理を行い状況を観察できるようにすることで、まるでプレイヤーが実際に農地を所有しているかのようにします。次に②は作物の育成と収穫を操作できる農業機械を所有することで実現します。最後に③を実現するための農地は、耕作放棄地または農家の方との契約することにより確保します。

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