PLAN

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日記アプリによる、子どもたちの精神状態の可視化

チーム(学校名)
Futurepoh(熊本大学大学院)

プランの全体像

アプリで日記を子どもたちに書いてもらうことで、精神状態を把握し、適切な対応のアドバイスやカウンセラーなど外部機関とつなげるサービスを保護者に提供します。子どもたちには毎日日記アプリで、自分の気持ちを表すアイコンを選択することや、考えていることを記入してもらいます。日々の気持ちの記録やテキストデータから、気分の落ち込みやいじめの兆候を把握し、精神状態の可視化を行います。また、その情報を元に、一人一人に合わせた対応のアドバイスやカウンセラーを保護者に紹介します。これにより、子どもたちの精神状態の向上に繋げます。

プランの着想のきっかけ

いじめの認知件数は年々増加しています。また、認知する機会で最も多い学校でのアンケートは年に2、3回と少ない現状です。それではいじめの早期発見は難しいと考えます。また、スクールカウンセラーは非常勤であるため、相談したいときにできない状態です。そこで、毎日子どもたちの精神状態を把握し、早期のいじめ発見や気分の落ち込みを見つけ、適切な対応ができないか考えました。日記アプリに着目したのは、自分の気持ちを書くことで、気持ちの整理ができ、落ち着いたり気が楽になったりするからです。また、学校でも毎日日記の課題を出しているクラスがあるなど、自分の気持ちを言語化する練習にもなります。

そのプランの実現手段・方法

実現するためには、①日記アプリの開発や②カウンセラーとの連携が必要です。①について、書いてもらった文章から精神状態を把握するための技術開発が必要です。まずは、いじめや気分の落ち込みが把握できる教師データを集めます。その後、テストデータを集め技術開発を進めます。②について、学校のカウンセラーは勤務形態や雇用の関係で自由に動けない状況です。そのため、学校を介さずに、オンラインやチャットでのカウンセリングによって、いつでも対応できるシステムを構築することや、カウンセラー個々の広報をサポートしながら関係構築を行います。

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