PLAN

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着色ハンドソープ

チーム(学校名)
paint soap(熊本大学)

プランの全体像

 着色され、水で洗い流す時間がかかる液体ハンドソープを着想した。当製品は、目に見える汚れ(色)をつけることが他との最大の違いであり、強みである。

 従来の製品は手指の汚れを洗い流す、ウイルスを洗い流すには短すぎる時間で洗えてしまうものだった。手洗いなしの場合の残存ウイルス数が約1,000,000個とする。ハンドソープで60秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎをすると、ウイルス数は数十個 (約0.001%)にまで減るという。(国立医薬品食品衛生研究所)

 しかし、子どもに1分以上の手洗いは難しい。そこで、ハンドソープに色をつける事で手洗いを遊びに変え時間を確保し、保護者が目視確認できる仕様にした。

プランの着想のきっかけ

 新型コロナウイルスが流行し、手洗いの機会・必要性が今まで以上に高まっている今、確実にウイルスを洗い流せるものが必要だと考えた。また、新型コロナウイルスに有効な策を調べている時に、手洗い時間がウイルス除去に及ぼす効果の差について知った。この差は歴然であり当然実施すべきだが、小さい子どもには1分を超過する手洗いは難儀だろうと思い、手洗いを遊びに昇華できないかと考えたことがきっかけだ。

 子どもを預かる施設では、児童全員が手洗いを充分にできたか確認しにくいので、手洗い状況を可視化すると安心できるだろうと思った。

 遊びと可視化、手洗いの時間延長を組み合わせられないかと考え、当アイデアを着想した。

そのプランの実現手段・方法

 当プランの実現手段について、以下の事柄が考えられる。

 まず、ハンドソープの着色料について、色が落ちにくい素材、又は仕組みを作ることで1分以上の手洗いを実現する。また、クチナシや紅花等身体に害のない自然由来の着色を行うことで保護者からの安心を得る。色は数種類作る事で子供くの好みに対応する、等が挙げられる。

 次に、ハンドソープを洗い流す時に20秒ほどで落ちる仕組みにする。これは、既存のハンドソープ会社、工場と協力することで短期の実現が可能であろう。  万が一口に入れた際は、自ずと吐き出せるよう苦味をつける。

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