PLAN
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BioDrain
- チーム(学校名)
- こあら(崇城大学)
プランの全体像
本プランは、家庭の排水溝の掃除をしたくないという悩みを解決する。家庭のキッチンにおける排水溝内で生ごみを自動的に分解するシステムである。従来の排水溝掃除では、生ごみを手で取り除く必要があり、衛生面や臭いの不快感が課題となっていた。そこで、排水溝内部に微生物や触媒材料を利用した分解ユニットを組み込み、人が直接触れずに生ごみを分解・減容化できる仕組みを導入する。無機化学の知識を応用し、金属酸化物触媒などによる分解促進や悪臭成分の除去を図る。また、集合住宅では各家庭の排水を集約して処理する共用分解槽を設け、家庭ごみ削減と環境負荷の低減を同時に実現することを目指す。
プランの着想のきっかけ
私は日常生活の中で、キッチンの排水溝の掃除を不快に感じた経験からこのプランを思いついた。私の家の排水溝はネットを使用しないタイプで、生ごみをステンレス製の網から直接取り除く必要があり、衛生面やにおいの面で強い不快感を覚えた。こうした小さな不便を技術で解決できれば、家庭生活がより快適になると考えた。また、無機化学を専攻している立場から、微生物分解と触媒的処理を組み合わせることで、家庭ごみ削減と環境負荷の低減を両立できる点に研究的な魅力を感じている。
そのプランの実現手段・方法
本プランでは、排水溝内に生分解性素材を担体とした微生物膜を形成し、流入する生ごみを自然分解させる仕組みを導入する。微生物は家庭環境下でも安定して働く耐熱性・耐塩性のものを選定し、分解効率を維持できるように定期的に補充可能なカートリッジ式にする。また、集合住宅では各家庭の排水を一括して処理するため、排水管を太くしかつ、「共用バイオ分解槽」を設置し、個別のメンテナンスを軽減する。無機化学を専攻する立場から、分解過程で発生するアンモニアや硫化物などの無機成分の除去方法にも着目し、触媒的手法での処理効率向上も検討している。