PLAN
312
Campus Mind Careシステムの構築
- チーム(学校名)
- MindLink(崇城大学)
プランの全体像
心身の不調を抱えながらも勤務する「疾病就業」は、生産性の低下などから就業上の大きな問題となっている。社会人に限らず大学の就学においても、メンタルに不調を抱える学生は、近年増加している。メンタル不調により、学びたくても大学に行けない学生を減らし、個々の学生に適切な支援ができる環境が必要だと考えている。そこで我々は、学生が自覚できないメンタル不調の予兆を検出するセンサを提供することにより、慢性疼痛、軽度うつ、睡眠障害など症状が出る前に、カウンセリングなど適切な対応を受けられるシステムを大学に提供する。
プランの着想のきっかけ
メンタルヘルスという言葉は社会に浸透しており、大学においても学生への支援部署でストレスチェックやカウンセリングが行われているが、私を含めメンタル不調が原因で、不意に大学を休む学生は決して少なくない。一方で、学生が自分のメンタル不調を知覚するのは、何かしらの症状が現れてからであり、その前の早い段階で、学生支援の部署でカウンセリングを受けることは難しい。このような悩みを抱える学生を減らすために自身のメンタル状態を把握し、見えない不調が生じる前に自ら対策ができれば、通常通り学生生活を問題なく送ることが可能であると考えた。
そのプランの実現手段・方法
「何となく痛い」といった外傷や神経圧迫に起因しない精神的な痛みに悩む人は、皮膚上の隣接した2点に同時に温冷刺激を提示することで生じるサーマルグリル錯覚への感受性に変化が起こることが報告されている。この感受性の変化は、日常的なメンタル不調でも起こることから、知覚の難しかったメンタル不調の検出にも有効である。3段階のサーマルグリル錯覚を提示するデバイスと、感受性の変化を記録するアプリからなるシステムを大学に導入することによって、学生は早期にメンタル不調の自覚することができ、カウンセリングを利用するきっかけになる。大学は、全ての学生に対して最適な就学支援が可能となる。