PLAN
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消費者ニーズに合わせたウニの人工飼料
- チーム(学校名)
- UniTech(ウニテック)(崇城大学)
プランの全体像
本プランは自然界ではウニが食べることのない栄養素の高い素材や、栄養素はあるもののウニの風味が損なわれやすい素材を、自然界で食べている海藻類と独自の製法でブレンドすることにより、ウニに食べさせ付加価値を高める飼料の開発・販売をするビジネスモデルです。飼料の素材を自在に組み合わせられるため、消費者のニーズに合ったウニの風味や色味を調整しやすくなります。また、素材によっては、従来の海藻類よりも高タンパクで実入りが期待できる飼料の作成が可能になります。さらに、海藻類に比べて飼料自体に重量があり、水流に流されにくく、ウニが掴みやすいという物理的メリットも備えています。
プランの着想のきっかけ
先行研究として、学内でも入手しやすく繁殖力の高い葛の葉をウニの餌にすることを試みました。しかし、葛の葉だけでは食さなかったため、海藻を含む人工飼料の開発を進めました。独自の配合や製造方法を研究し、試行錯誤を重ねた結果、本来の餌と遜色なくウニが食する人工飼料の開発に成功しました。この技術を応用することで、自然界ではウニが食べなかったり、ウニの色味や風味が落ちると言われていたりする潜在的な高栄養価素材が活用できるようになるのではと考えました。また、活用出来る素材の自由度が高いため、生産者のニーズに合わせた飼料の販売もできると考えました。
そのプランの実現手段・方法
ウニが自然界では食べることは無いが栄養素の高いとされる魚肉や豆類、身の色味が向上するものの、風味が悪くなるとされる柑橘類の皮といった潜在的には利用価値の高い素材を、従来の餌である海藻類とブレンドし、凝固剤等を加え乾燥工程を経て人工飼料を作成します。ウニが食べやすい形状の飼料を作成し、提携先の生産者のニーズに合わせた管理しやすい飼料を提供します。製造工程で乾燥処理を行うことで製品の品質安定性が向上し、日持ちしやすく管理も容易になります。現在、これらの素材の組み合わせた複数の試作品の作成し、飼育しているウニに与えることで、ウニの実入りや風味、色味を確認し、素材・配合量の最適化を進めています。