PLAN

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苔(モス)Town

チーム(学校名)
モスモスプロジェクト(崇城大学)

プランの全体像

都市部のヒートアイランド現象や緑地不足が深刻化する中、私たちは苔の力を活用した新しい都市緑化手法「苔ブロック」を提案します。本プランでは、軽量で保水性の高い素材に苔を培養し、組み合わせ自在なブロック型ユニットとして提供します。既存の苔パネルと異なり、ブロック化により設置・交換が容易で、メンテナンス性とデザイン自由度が向上します。環境負荷を抑えながら都市景観を再生できる点が特徴であり、持続可能な都市づくりと企業の環境価値向上の双方に貢献します。

プランの着想のきっかけ

味の素のアミノ酸混和コンクリート技術に着目したことが私たちの出発点です。そこから、苔の健全な生育には窒素・リン酸・カリウム(NPK)が必須であるという知見を融合し、これらの栄養素を緩やかに放出する設計を基材に組み込むアイデアに至りました。無機素材と生物材料を共存させる構想を拡張し、追加施肥や頻繁なメンテナンスを要さない持続性を追求します。こうして、単なる緑化素材ではなく、自己育成型の「苔ブロック」という異質性の高いソリューション構想が生まれたのです。

そのプランの実現手段・方法

私たちは、苔の成長に必要な栄養素である窒素、リン酸、カリウム(NPK)を含む基材を開発し、これを多孔質素材に練り込むことで、苔の定着と成長を促進します。具体的には、軽量セラミックや発泡性素材を使用し、保水性と通気性を兼ね備えたブロックを成型します。さらに、苔の付着を助けるため、基材表面の粗さや接着性を調整し、苔の定着を促進します。これらの技術は、アミノ酸混和コンクリートの藻類付着促進の原理を応用したものです。次に、大学キャンパスなどで小規模な試験設置を行い、苔の成長速度、維持管理の手間、耐久性などを実測します。その結果をもとに、量産設計やコストモデルを構築し、社会実装に向けた準備を進めます。

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