やってみよう、ものづくり！〜未来を創る八工発・電子工作キット事業〜

中学生向けに、ものづくりの楽しさを伝える「ものづくり体験教室」を事業化します。八代工業電気科の生徒が設計したオリジナル工作基板を使用し、はんだ付けの基礎を学び、中学校技術で習得するエネルギー変換（音→光）を製作及び体験的に学習します。令和５年度より開始し、３年目になり八代市内３校で実施するまでになりました。今後は、地元企業や支援事業所との連携をさらに強化し、低価格の教材キットをパッケージ化し、販売を目指します。本事業を通じて、技術科教員不足という地域課題の解決や 、将来の技術者育成と地域活性化への貢献を目指します。

このプランのきっかけは、「工業高校で学ぶ私たちが、地域に貢献したい」という強い想いです。２年前の課題研究をきっかけに、中学校の技術科教員が不足しているという現状を知りました。私たちが、今までに学習した電気の専門知識や資格取得で得た技術を活かして、後輩にものづくりの楽しさを直接伝えられないかと考えました。出前授業で中学生が目を輝かせる姿を見て、この活動を継続及び拡大させたいと、考えるようになり、教材キットの事業化を決意しました。

独自開発したオリジナル教材キットを用いた出前授業を実施します。この活動を持続可能な事業へと発展させるため、地元企業や支援事業所との具体的な連携体制を構築します。協力企業からは【安定的な部品供給】【製品化に向けた技術的助言】という支援を受けます。生徒は商品化の全プロセスに参画し、実践的なスキルを習得を目指します。産学連携を原動力に、学校だけでは成し得ない持続可能な事業モデルを確立し、学びを社会に還元するサイクルを創出します。